今日の、おだし手帖

削り文化とおだし文化 変化する楽しみ方

削り文化とおだし文化 変化する楽しみ

こんにちは。おだし先生です。

「削り器でかつお節を削っておだしを引いている人はいますか?」
おだし教室で、毎回私が参加者の方にする質問です。
これに手を挙げる方は大体数%ほど。

「削り節でおだしを引いている人はいますか?」
これも、手を挙げる方は十数%ほど。

「では、普段どのようにおだしをとっていますか?」
多くの方は、だしパック、顆粒だし、だし入りの味噌、白だしなどを活用されていらっしゃいます。

一昔前はどのご家庭にも削り器があり、削り器でかつお節を削ることが日常の風景でしたが、時代の変化、技術の変化とともに削り節やだしパック、そして顆粒だしや液体だしなど便利で味も良いものがどんどん登場します。

削りたてのかつお節の香りは最高に良いですが、全ての人に削ることを強制はできません。
色々な状況の方により良い「おだし生活」を送っていただくためにはどうすればいいか、
それを産地から考えご提案することがおだし先生の使命だと考えています。