トッピングをアレンジ!ご当地茶節のススメ
こんにちは。おだし先生です。
以前産直マガジンMAKUにて、南薩地域の郷土料理「茶節」についてご紹介しました。
茶節とは、味噌とかつお節にお湯orお茶を注いで飲む郷土食ですが、私が講演で各地を訪れる際には現地ならではの味噌やお茶、トッピングを使った茶節をいただくことがあります。
先日、熊本県人吉市で講演する機会があり、現地の食材を使った「人吉茶節」を体験しました。
まずは味噌。
通常は麦味噌を使うことが多いのですが、今回は人吉球磨産の米を使用した米味噌を使います。
甘みが抑えられた、シンプルかつまろやかな味です。
お茶は「玉緑茶」と呼ばれるお茶を使用しました。
渋みが少なく、まるみのある味わいが特徴です。
味噌とお茶がやさしい風味なので、かつお節も燻香の強い荒節ではなく、長期熟成して上品な香りが特徴の「本枯れ節」を使用します。
まずはトッピングを入れない状態で味わいました。
…ああ、上品な旨味の三重奏です。
相良700年の城下町、豊かな隠れ里の人吉球磨を表現するような味になりました。
更に、人吉特産のきくらげをトッピング。
急流くだりのようなワイルドな味わいになりました。
腹持ちが良く、ダイエット食によい感じです。
皆様の地域の味噌やお茶がありましたら、「ご当地茶節」を是非お試しください。